「レザボアドッグス」心臓の弱い方はお控えください・・
タランティーノが28歳にして、自ら出演、監督、脚本を務めた初監督作品。
レザボアドッグスで使われているカットや構図は、その後の映画やドラマにかなり影響を与えましたね。
スマスマでもパロディーやってますし。
それぞれの仲間の名前を「色」で呼び合う発想がおしゃれです。緊迫したストーリーを緩和させるような効果があると思います。また、低予算で作られているから、荒削りな感じも残っていて、この映画のアクセントになってます。
メインキャスト
- クエンティン・タランティーノ(ミスター・ブラウン)
- ハーヴェイ・カイテル(ミスター・ホワイト)
- ティム・ロス(ミスター・オレンジ)
- マイケル・マドセン(ミスター・ブロンド)
- スティーヴ・ブシェミ(ミスター・ピンク)
- エディ・バンカー(ミスター・ブルー)
おしゃれポイント
- このカットはあまりにも有名なシーンですよね、ホワイトとピンクが銃を向け合うシーン
- 6人集まって談笑するシーン。タランティーノ映画っぽいです。
- 黒いスーツにナロータイはレザボアドッグスの象徴。スタイリッシュ。
- タランティーノも若いです。いつもちょい役で自身の映画に出てます。
- ピンク役のスティーヴ・ブシェミはコーヒー&シガレッツにも出てました。
- ティム・ロスは今ライトゥミーで忙しいです。
1992年の映画ですが、今でもぜんぜん見れます。音楽もおしゃれ。
ただ、バイオレンスシーンは多いです。タランティーノなんで。。
ヘドウィグ アンド アングリーインチは好きな人は好きか・・
今日は、オシャレ、オシャレと聞いていたけど、食わず嫌いで見ていなかったヘドウィグ アンド アングリーインチのおしゃれびゅーです。基本ヘドウィグが率いるバンド、「アングリーインチ」のロックな音楽を中心に描かれ、同性愛をテーマにして物語が進みます。
結論からいうとあんまり好きになれませんでした・・かなりヒットした映画らしいですけど。
マドンナも楽曲の権利を得ようとしたくらい人気があったようです。
あんまりやる気もないですが、一応いきますね。
あ、でも音楽はとてもかっこよくて好きでした。
メインキャスト
- ジョン・キャメロン・ミッチェル(ヘドウィグ)
- ミリアム・ショア(イツハク)
- マイケル・ピット(トミー・ノーシス)
- スティーヴン・トラスク(スキシプ)
- アンドレア・マーティン(フィリス・スタイン)
ポイントはヘドウィグの7変化でしょうか・・
- いきなり登場するシーン。羽広げてます
- ヘドヘッドは強烈なインパクトです
- こんなスタイルも見せます。
- その服どこで売ってるん?っていう感じの物ばかりでてきて面白いです。
- 女にしか見えない時もあります。
- 女装家の先駆者って感じ
- バンドメンバーもかなりぶっ飛んでます。トミー・ノーシスに会いにいくシーン
- アングリーインチのファンの子もゴスってます
おしゃれ映画かどうかは最終的に微妙でした。
この映画の芸術性と面白さもいまいち伝わらず・・
文化のちがいでしょうか・・あなたはどう見る?
「BROTHER」は男限定のおしゃれ映画
2001年公開の北野武監督映画BROTHERは、世界的ファッションデザイナー山本耀司が
衣装デザインを手がけた事でも話題となりました。
確かに、出演者が着ているスーツは普通のギャングやヤクザが着ている物とは違い、
スタイリッシュで無骨でかっこいい。シルバーアクセサリーなども効果的に使われていて
随所に山本耀司氏のセンスが光っています。
メインキャスト
ビートたけし(山本)
オマー・エップス(デニー)
真木蔵人(ケン)
加藤雅也(白瀬)
寺島進(加藤)
大杉漣(原田)
石橋凌(石原)
おしゃれポイント
- ヤクザがウォレットチェーンってかっこいいですよね〜
- ネクタイ周りのアクセサリーにも気をつかっています。
- 加藤雅也のレザージャケットの着こなし・・襟立ててます。
- ファッキンジャップぐらいわかるよバカヤロー!
- 北野武らしい映像美ももちろん楽しめます
現在のアウトレイジに通じるようなバイオレンスとヤクザとギャングの話。
一瞬で画面に釘付けにされる武監督の手法は、一時も目が離せない映画です。
女性向けではありませんが、ヒップホップとかギャングとかヤクザが好きな
男性にはお勧め。スーツの着こなしとか面白いです。
暴力的でもオシャレ「トゥルーロマンス」
ワイルドで破天荒で暴力的・・でもロマンチックな映画。トゥルーロマンスを紹介します。
脚本がタランティーノなので、バイオレンスでワイルドな内容だけど、なんか切ない。
テンポもいいのでけっこう楽しめます。若かりし頃の有名な俳優達が見れます。
メインキャスト
- クリスチャン・スレーター(クラレンス・ウォリー)
- パトリシア・アークエット(アラバマ・ウィットマン)
- デニス・ホッパー(クリフォード・ウォリー)
- ブラッド・ピット(フロイド)
- クリストファー・ウォーケン(ヴィンセンツォ・ココッティ)
- ゲイリー・オールドマン(ドレクスル・スパイビー)
おしゃれポイント
- クリスチャン・スレーターとパトリシア・アークエットは破天荒でワイルドな2人。
エルビスを意識したティアドロップのサングラスはかなりオシャレ。かっこいいです。
- 電話ボックスでも・・
- コールガール役のパトリシア・アークエット ワイルドッす
- 若かりしブラッドピット。この頃から既にやばいです。かっこいいです。
- こちらはイカレタ役の多いゲイリーオールドマン。
- 傷つきながらも逃避行する二人の姿が切なく美しいです
1993年製作の映画ですが、色あせず今でも十分見れます。
タランティーノの世界観が好きという方にはおすすめのオシャレ映画です。
コーヒー&シガレッツは禁煙中は見てはいけない
今回はジム・ジャームッシュ監督作品。コーヒー&シガレッツがとてもオシャレだったのでレビューです。
この映画は本当におしゃれムービーです。カットやカメラの構図など見ていて飽きません。
あとタバコとコーヒーを飲むシーンがこんなに素敵にかっこよく描かれている映画は他にないです。
モノクロ映画で11編の物語が収録されているオムニバス映画です。
- ジョー・リガーノ
- ヴィニー・ヴェラ
- ヴィニー・ヴェラ・Jr
- ルネ・フレンチ
- E・J・ロドリゲス
- アレックス・デスカス
- イザック・ド・バンコレ
- メグ・ホワイト
- ジャック・ホワイト
- アルフレッド・モリーナ
- スティーヴ・クーガン
- GZA
- RZA
- ビル・マーレイ
- ビル・ライス
- テイラー・ミード
おしゃれポイント
テーブルの上から撮った映像の構図がおしゃれ。
テーブルの柄も市松模様などを使っていてモノクロならではの良さがあります。
- 様々な有名人が本人役で出ています。
- ルネ・フレンチはこの映画の中でもっとも光ってました。(僕の中で・・)
- そしてこちらのケイト・ブランシェットもかなり美しいです。
この映画は禁煙中の方は絶対に見てはいけない映画ですね。
コーヒーとタバコの最高のマッチングを楽しんでいる映画ですから。。
絶対に吸いたくなると思います。
後、エンドロールで使われているサウンドトラックも良かったでっす。
夜中に1人でソファに座って見たくなる映画
「ファッションが教えてくれること」はおしゃれ好きにはたまらない映画
プラダを着た悪魔のモデルとなったヴォーグ編集長アナ・ウィンターのドキュメンタリー映画です。
プラダを着た悪魔が好きな人にはもちろんですが、ハイブランドのファッションや世界観が好きな人にはお勧めの映画でした。
クリエイティブを絵に描いたような世界で働いている人々ですが、実際はとてもシビアな世界・・
アナは本当に映画の主人公のように厳しく仕事に全てをかけているような人物でした。
出演者
- アナ・ウィンター
- グレイス・コディントン
- アントレ・L・タリー
- シエナ・ミラー
- タクーン・パニクガル
- カール・ラガーフェルド
- ジャン=ポール・ゴルチエ
- オスカー・デ・ラ・レンタ
- ヴェラ・ウォン
- マリオ・テスティーノ
おしゃれポイント
- まさにプラダを着た悪魔の世界と一緒!
オシャレなオフィスで働いてます。アナってどことなくサンドラブロックに似ているような・・
- アナ・ウィンターの周りのスタッフもかなり個性派ぞろい。やばいです。
- カールラガーフェルドも出てきちゃいます。
- イブサンローランの現チーフデザイナーのステファノ・ピラティも出てきます。
- 実際のファッションのお仕事の現場風景や撮影風景が余すところなく出てきます。
- ファッションショーなども。
- ヴォーグは若手デザイナーを発掘するために基金を設立して、有名ファッションブランドと
コラボさせたりしています。この写真のデザイナーはGAPとコラボしてました。
ファッションに関係なく、情熱大陸ようなドキュメンタリーならではの
生の面白さがある映画でした。
「シャネル&ストラヴィンスキー」でシャネルの凄さを知る
シャネルの生きた時代を描いた作品で作曲家イゴール・ストラヴィンスキーとの愛(不倫仲)を中心にストーリーが展開します。既にシャネルは成功しており、パトロンとして妻子あるストラヴィンスキーを援助し彼を誘惑していくのですが・・
1920年代のファッションや建造美、時代背景、車、芸術などが随所に描かれていて映像としてもとても美しくおしゃれな映画です。
メインキャスト
- アナ・ムグラリス(ガブリエル・ココ・シャネル)
- マッツ・ミケルセン(イゴール・ストラヴィンスキー)
- エレーナ・モロゾヴァ(カトリーヌ・ストラヴィンスキー)
- ナターシャ・リンディンガー(ミシア・セール)
- グリゴリイ・マヌコフ(セルゲイ・ディアギレフ)
おしゃれポイント
- モノトーン(特に黒)を好んで着ているシャネル。シンプルでシック。
アナ・ムグラリスはとても素敵で適役です。
- こちらもかなりオシャレ。黒いワンピースに白のボタンが印象的。
- シャネルの部屋もモノトーンでまとめられ、モダンでシックです。
- 車に乗って香水向上へ視察にいくシャネル。
- 時代を感じさせるスタイルも彼女はとても似合っていて、古さを感じさせません。
けっこうドロドロした内容の部分もあるけど、官能的で芸術性もありオペラとクラシックが好きな方はお好きな映画かもしれません。シャネルが服を仕立てる風景なんかも多少描かれています。